株式会社アービング 山口県内にハードオフ・オフハウス・ブックオフ・ホビーオフを展開しています

オフハウス 社員(家具・メンズ服)
河口 忠司さん(46歳) 宇部市出身


















経験が活かしたい

 実は、前々職も今と同じリユース業。その会社が倒産してしまって、その経験を活かしたいという想いがあったので、この仕事を選ぶことにしました。私はいままでの職業人生で、ずっと小売・接客業をやってきたので、やっぱり人と接する仕事がしていきたいと考えたからです。

派閥なんてなかった

 いままでオープニングスタッフとして働いてきたことが多くて、既存のスタッフさんがいる中で働くのは初体験となりました。よく言うじゃないですか。女性が多いと派閥があったりするって。だから、入社する前はやっぱり心配でしたね。でも、番最初に赴任した宇部の岐波店で、働き始めてみると全くそんなことがない(笑)。周りの先輩スタッフにもすごく良くして頂いて、ビックリするくらい気持ちよく働くことができました。

働いてみて、イメージが変わったこと

 同じリユース業でも、会社によって「やり方」って違うんだなと思いました。アービングは経営理念がしっかりしていて「何のために働いているのか」や「なぜ働き続けるのか」といった目的を考えるのでモチベーションアップにも繋がりますよね。リサイクル業を通じて社会に貢献できているという感覚。「売る人」も「買う人」にもメリットがあるので、誰も損をしないビジネスなのも魅力だと思います。

アービングってどんな会社だと思いますか?

 経営者や上層部の人達が「経営には厳しくても、人には優しい」というか、「困ったら何でも言ってこいよ。」という雰囲気が伝わってきますし、スタッフのことをとてもよく考えてくれている会社だと思います。アービングの従業員は全部で150200人位いると思うのですが、店舗同士の横の繋がりもあるし、一般的な全国の大手チェーン店と比べたら、経営者と現場スタッフの距離がかなり近いと思います。だから、経営陣が現場のことを一生懸命に考えてくれているのかなと思います。

















日の仕事の流れ


























われわれ人がバイヤー

 自分が買い取って、商品生産をして陳列した商品が、その日のうちにお客様に売れたりすると、すごく嬉しい気分になります。常連のお客様も良く分かっていて、新しい商品ほどよく売れる傾向があります。「ハードオフ」のスタッフは、人がバイヤーのようなもので、仕入れから販売まで、つまり商売の最初から最後まで自分が関わる仕事です。だから、商品が売れたとき格別な喜びなのだと思います。一方で、店頭に出した商品がなかなか売れない場合、トライ&エラーで売り場をより魅力的になるように変更して、商品の売れ行きを見ていきます。

商品のことを自然と勉強するようになった(笑)

 休みの日には自主的に、ナフコさんやニトリさん、ユニクロさんに視察に出掛けることもあります。展示の仕方がすごく勉強になるし、「このタイプの商品だったら、いくら位で売れるんだな」という風に、その地域の値ごろ感を掴むことができるからです。
 我々の仕事はまさにバイヤーの仕事。商品の目利きが出来なければなりません。「目利きって難しそう」と思っている方が多いと思うのですが、個人的にはそんなに心配する必要はないと思います。リユース業はお客様から買取っていかないと商品を仕入れることができません。商品として買い取れる基準、買い取れない基準は、一体どうすればわかるようになるかと言うと、ズバリ数をこなしていくこと以外にありません。つまり、買取り品の状態、つまり「汚れ」や「キズ」の度合いを見極めて、自分の中に出来上がった「値付けのパターン」に当てはめていけばいいのです。
 私は、スタッフが辞めていく大きな理由の一つに、この「商品の目利き」が出来ないから、いつまでたっても仕事が面白くならないという側面があると思っています。それもこれも、この「値付けのパターン」を自分の中に作れるかどうかにかかっています。そういう意味では、ここでのキャリアや勉強したことが確実になる仕事だと思います。

気持ちよく売っていただくトークもある

 実は、私たちが持ち込み品を買い取るときのトーク次第で、お客様の受け取る印象がずいぶん変わったりします。お客様に気持ちよく売っていただけるトークがあると私は思っているので、失敗した時は、もっと良い伝え方があったかもなーと考えますね。

一番印象に残っているエピソード

 今年の7月に宇部空港の近くに宇部店が移転オープンしました。更地から1つの店舗がオープンするのを目にする、またとない機会でした。オープン時はヘルプスタッフとして店頭にも立ちましたし、トラックで商品搬入もしました。皆がオープンに向けて一つになって頑張った思い出です。そして、オープン当日。本当にたくさんの人が来店してくださり、苦労が報われた瞬間だったと思います。




















仕事での目標

 目標は、店舗責任者になることですね。それには、口だけでなく行動で示す必要があると思っています。周りのスタッフからの信頼を得て、相談される存在になること。そして矢面に立つことを厭わない人物になりたいなと思います。いま私は小野田店で働いているのですが、小野田店の店長がまさにそんな人で尊敬しています。身近にとても良いお手本がいらっしゃるので色々吸収して、少しでも近づきたいと思います。

従業員同士のチームワーク

 少ない人数でフォローし合うのがアービングの特徴で、社員とパートスタッフさんとの関係もとても良くて、みんな仲良くしています。裏表のない人間関係で、悪口や陰口も言わない職場なのが自慢です。何より自分が先頭に立ってそういう職場環境づくりを心掛けていきたいなと考えています。何か困っていることはないか、困っている人はいないかなど、周りへの気遣いを忘れないように、また常に先回りして対応できるようにしています。買い取り点数が多ければ応援に入りますし、成長してもらえるように接してあげたいなと思います。

プライベートでの私

 20代の頃は、バスフィッシングやスキーにハマっていました。いまはあまりそういった遊びに出掛けることは少なくなりましたが、休日は何かしら外出していますね。そうそう、いまは池井戸潤さんの小説をテレビドラマ化した『下町ロケット』にすごくハマっています。

新しく入ってくる方へのメッセージ

 新しい仕事は不安だと思いますが、怖がらずに応募してきてほしいですね。丁寧に教えるので、分からないことは何でも聞いてほしいと思いますね。本気で腰据えてやれば、面白くて、やり甲斐のある仕事です。もちろん能力に応じて給料も段階的に上がります。この時代に珍しく伸びている業界で、社会貢献できる仕事なので、一生をかけても良い職業ですよ