ブックオフ山口旭通り店 パートリーダー
(一般業務、指導、店舗運営・管理)
山本 澄恵さん(35歳) 山口市出身
働き始めたキッカケは?
仕事を探しているときに、たまたまスタッフ募集を見かけて、「ブックオフ」は本とかCDとか身近にあるモノを取り扱っているから、自分の興味が持続しやすいかなと思って応募しました。本やCDが「入り口」だったのは仕事を始めるにあたって、けっこう大きい要因のひとつですね。昔から本を読むことも、CDで音楽を聴くことも好きでしたから。加えて、面接のときの印象も良かったし、普段私がお客として利用しているときのお店のスタッフさんの接客態度に好感が持てていたこともプラスに働きました。ここでなら安心して働けそうだ、と思って決めました。
不安はなかったの?
働き始めるにあたって、不安はありませんでしたね。今まで職場関係で嫌な思いをしたことがなかったのも影響しているかもしれません。もともと人間関係であまり深入りしないタイプなので、上手く人間関係を作る自信もありました。ただ、仕事内容に関しては、「買い取り」がどんなものか分からなかったので少し心配でした。
働いてイメージが変わったことは?
お客様の持ち込み品が毎日こんなにあることは想像できませんでしたね。「買取り」の件数で言えば、平日でも50件、休日なら70件、80件は買い取りがあります。買取り品自体の数で言えば、4000点は優に超えると思います。
リーダーとして大切にしていることは?
自分の考え方が絶対だとは思っていないので、なるべくスタッフの話に耳を傾けるようにしています。もし自分だったら、リーダーに話を聞いてもらえないのは嫌だろうなと思うので。だからまず、自分が嫌だろうなと思うことこそ、スタッフと一緒にやるようにしています。
やっぱり、コミュニケーションが一番大事。スタッフと小まめにコミュニケーションを取ることを大事にしています。私と同じタイミングでリーダーになった人がいて、その人と一緒になって、「旭通り店」を今よりもっと良いお店にしていこうとしているので、それが良い形になって表れているかもしれません。
リーダーの仕事ってなんか難しそう
リーダーになると、店舗の数値管理も仕事の1つとして、やることになるのですが、最初はまったくわからないことだらけだったので、前任の店長から教わりました。最初はすごく不安でしたが、実際に数値を見るようになると身に付き方が全然違ってくるなというのが感想です。店舗のオペレーションに関しては、マニュアルがあるので何とかなっています。
どんな店舗にしていきたいの?
小さな子供からご年配の方までどんな方でも来店しやすい店舗にしたいですね。お店を好きになってもらうには、商品のボリューム、幅広い品揃えといった部分も大切ですが、スタッフの元気な挨拶も同じくらい大事だと思っています。それには前提として、スタッフ同士のコミュニケーションが取れていないと、何気ない接客のときに不意に出てしまうと思うんです。働いている側も気持ちよく働いていないと、接客される側も気持ち良く利用できないんじゃないかなと思います。
アービングってどんな会社?
アービングは社員、スタッフを大切にする会社だと思います。繁光社長やMDも、遠い存在ではなくて、身近に感じるくらい距離感が近いです。私たちに対しても、いつも温かく接してくださります。MDが一緒に掃除を手伝ってくださったり、普通の会社なら考えられないですよね。
繁光社長はどんな人?
社長は見た目コワモテ(笑)なんですけど、凄くスタッフ思いな方です。年1回の店舗会議でも、話し方がとても穏やかで、もちろん経営が一番大事なんですけど、その中でもスタッフを一番大事にしているというか、スタッフがいるから会社が成り立っているんだと心から理解してくださっている感じです。「スタッフのみんなに利益を還元したいから」とか嬉しくなることを言ってくださったりします。また、会議のときのお話の中で、社長オススメの小説を教えてくださったり、娘さんのお話が出たりとプライベート話がチラッと出てくることもあって親近感を感じます。
1日の仕事の流れ
やり甲斐のある瞬間は?
お客様がお店のスタッフを褒めてくださるときが一番嬉しいですね。初めて来店されるお客様が「ここに(商品を)持ってきて良かった」とお礼を言ってくださったり、重い本を運んで差し上げたりした時も喜んでくださいます。ブックオフ山口旭通り店では、感謝して再来店してくださるお客様がとても多くて、リピーターが7割という店舗になっています。
また、ここでの仕事は日々の達成感も強いです。私たちスタッフは、買い取りの際にお客様をあまり待たせず、その日に買い取った商品をすべて店頭に陳列することができると、スタッフみんなの顔に笑顔が溢れます。それが1日の目標にもなっていたりするので、自分達の自信にもなるんです。それから、全国のブックオフ店舗での一斉セールにおいて、どの店舗よりも数字が良かったりすると、頑張った分だけスタッフにも達成金があるので、ものすごく盛り上がりますね。
仕事していてイヤなことってないの?
基本的に楽しく仕事をしていますが、ごく稀にイヤなこともあって、それは主に買取りの場面でのお客様への価格提示のときのことです。お客様の「持ち込み品」への想いが強すぎると、クレームに繋がることもありますし、強く言われてしまうこともあります。こちらは別に悪くない場合がほとんどなのですが、もっと伝え方を工夫していれば、お客様が受ける印象も違ったのかなと思うこともあります。
仕事での目標は何?
スタッフ育成は進んでいるけれど、まだ少し人不足で1人当たりの業務負担が大きくなってきています。ですから、今後も求人募集するなり、仕事の振り分けを変更したりするなどして、その過度になってきている業務負担を解消したいなと考えています。それと、引き続きスタッフの仲の良さは今のままで維持していきたいですね。
子育てしながら働けるの?
中学3年生、中学1年生、小学校3年生の子供がいて、これが全員女の子なんですよ(笑)。上の子はもう大きいので、最近は家事を手伝ってくれたりするので凄く助かっています。でも、ブックオフで働き始めようと考えていた頃は、1番下の子供がまだ小さかったので色々と大変でした。
アービングは小さいお子さんがいらっしゃる方にとっても、働きやすい職場環境が整っている職場だと思いますよ。学校の行事に合わせてお休みがしっかり取れるし、子供の急な発熱で病院に連れて行ったり、看病しなければならなくなっても、周りのスタッフさん達の理解があるし、協力してくださるので本当に助かりました。
他の職場だと、お休みが取れると言っても、急なお休みだったりすると、実際は周りのスタッフの視線が冷ややかだったり、理解・協力してもらえないなど、謳っていることと実情に大きな差があるものですが、うちの職場はそうではありません。小さい子供のいるスタッフに対して、働きやすい職場を作る、しっかりケアをしていこう、という「風土」が、会社自体にしっかりとあることが1番大きいところですかね。
人間関係は「仕組み」で改善
女性同士の人間関係って、一人でもアクの強い人がいると上手くいかない時ってありますよね。実は、山口旭通り店にもそんな時期があったのですが、3カ月に1回のスタッフ面談でしっかり話を聞いて、どうすれば解決できるか一緒になって話し合った結果、その方が意識的に態度を変えてくれるようになったんです。だから、今ではとても働きやすい職場となっています。
このように、アービングでは、しっかりとした仕組みとして、定期的にスタッフ面談があって、キャリアパスシートにのっとって、フェアな人事評価をするように企業全体で努めています。いくつかの評価項目があって、「ここをもう少し変えたらもっと良くなりますよね〜。」みたいな感じで、本人との意見の齟齬が生じないように、1つ1つ評価項目を確認しながらじっくりと面談を進めていきます。
お休みの日は何をしているの?
ショッピングが好きで、3人の娘たちと一緒に、雑貨や観葉植物を見に出掛けたりすることが多いです。不思議と、私と3人の娘たちとの好みが似ているので楽しくショッピングできています。私自身、昔ほど本やCDは買わなくなりましたが、娘たちが居るので最近流行りの音楽などは自然と聞いたりするようになりますね。個人的にドハマリしているのは、モデルの香里奈さん出演のTBSドラマ『結婚式の前日に』。ドロドロした人間関係がすごく面白いんですよ〜(笑)。それと、娘が学校で陸上部に入ったので、陸上の試合の応援に行くことも増えました。
新しく入ってくるスタッフさんへ
スタッフ同士の仲が良い、笑顔で働ける職場を作りたい。子育て中のスタッフもたくさんいるので、同じように小さなお子さんのいる方でも、遠慮なく応募してきてもらいたいですね。ブックオフでの仕事はどんなものかイメージがつきにくいかもしれませんが、お客様から本やCDを買い取って、キズや汚れを綺麗にして、自分で値段をつけて商品として再び陳列することです。自分が値付けした商品がすぐに売れたり、お客様と接する楽しさをブックオフで是非味わってほしいです。そのために私もいろいろ教えてあげたいので一緒に頑張っていきましょう。